口を閉じたとき、上下の歯が接触していませんか?
日中、私たちが上下の歯を接触させている時間はせいぜい20分程度。
基本的にリラックスしている状態のときは、口を閉じているときでも、必ず1~3ミリ程度の隙間ができているのが普通で、上下の歯が接触するのは、食べ物を噛んだり、会話をしたり、唾を飲み込んだりするときだけ。
睡眠中は誰でも食いしばる時間があるのですが、それを加えても上下の歯を接触させている時間は1日1時間ほどでしょう。
ところが最近、ストレスやパソコン、携帯電話、スマホなどの画面に集中して
◆無意識のうちに歯を食いしばっている=クレンチング
◆常に上下の歯を接触させている=歯列接触癖(以下、TCH ※Tooth Contacting Habitの略)
という人がとても増えているといいます。
クレンチング症候群とは、クレンチングやTCHが習慣化しておこるさまざまなトラブルのこと。
それでは早速、クレンチング症候群チェックしてみましょう!
□ 気づくと歯を食いしばっている
□ 冷たいものが歯にしみる
□ 舌のふちに歯形がついている
□ 気づくと上下の歯が接触している
□ 顎関節を指で押すと痛い
□ アゴやエラの部分の筋肉が張っている(凝っている)
□ 頬の内側の、歯が接触する部分に、白い線ができている
□ 上下の歯のかみ合わせ面が、平らになっている
□ 肩や首が凝りやすい
2つ以上チェックがついた人は要注意!
次回は、「クレンチング症候群の主な症状」について、ご紹介していきます。