台風で歯が痛む?!

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10月に入り2週連続で台風が日本を直撃。せっかくの3連休が・・とガッカリされた方もいらしたのではないでしょうか。

「台風では出かけられないし、家で静かに過ごそう・・・」なんて思っていたら、なぜか歯が痛む?!
そんな経験はありませんか?このような歯の痛みを「気圧性歯痛」といいます。

 台風のとき、どうして歯が痛むのか?
その謎を解くには、まずは「気圧」について、おさらいしてみましょう (´ー`)ノ

気圧とは空気の重さによる圧力のこと。山の上や飛行機の中などの高いところは気圧が低くなります。
気圧は海面上(高度0m)を1気圧として、1気圧=1,013hPa(ヘクトパスカル)。10m高くなるごとに大体1hPa下がります。

次に、台風の強さを表す数値のひとつに「中心気圧」があります。例えば、中心気圧が950hPaの台風は、地上630mの高さ(東京スカイツリー634m)と同じくらいまで、気圧が下がることになります。

東京スカイツリーなど高いところへ一気に昇るとき、エレベーターの中で耳がキーンとした経験は誰しもあると思います。これは、鼓膜の内側と外側の気圧のバランスが崩れるため起こる現象です。

また、高い山や飛行機内で、お菓子の袋がパンパンに膨れるのを見たことはありませんか?これも、菓子袋の中の空洞の気圧に対して、外の空気が低くなるため、袋の中の空気が膨張して起こる現象です。

 

実は、これらの現象が【歯】でも起こるんです!900003000_37

歯の中には歯髄腔と呼ばれる、神経の入った空洞があります。普段、空洞内の気圧は外の気圧と一定になるように保たれているのですが、急に気圧が低くなると、内と外との気圧差によって歯髄腔の空気が膨張します。歯髄腔は歯の神経が入っているところなので、神経が刺激されて痛みを感じる・・・というわけです。 

通常の雨天では、ゆっくりと気圧が下がるので痛みは出にくいのですが、急激に気圧が変化する、台風(約0.9気圧)や飛行機内(約0.8気圧)では、歯が痛くなったり、疼くことがあんですね。 

この「気圧性歯痛」は、放置した虫歯があったり、歯の治療中などで神経が過敏になっている方に起こりやすいようです。

今回の台風で歯が痛んだという方は歯科医院で早めの受診を!
痛みがなかった方も、そうなる前の「予防歯科」を一緒に続けていきましょうね。

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